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「ラジコン船を作りたい。何からはじめれば良いものか?」という内容の相談が続けて何件かありました。
水物ラジコンファンの人口増加のために念願の「プラモデル船を改造してラジコン化しよう!(初級編)」を編集することにしました。
以前に初級者向けのつもりが工作難易度が高くなった「あさぐも」の二の舞にならないようにしたいものです
初級編でも「改造」が前提なので、ある程度の技術が必要です。 |
- @モーターライズのプラモデル船を正しく製作できる。(プラ板を使った小改造を含む)・・・くらいの製作技術+水遊びの経験。
- (プラモデル船製作の技術はもちろん、それを使って遊んだ経験がなければ防水の重要性等が解らないと思います。)
- Aコードの半田付けを難なく行える。・・・程度の半田付け技術と電気知識。
- (小型ラジコン船を作るために「半田付けができること」は必須の項目です。必ずマスターしておいてください。)
搭載機器の負荷を減らし、長時間走行を可能にするための「ギヤダウン駆動装置」。
少々の波では浸水しない「防水性」と良好な「整備性」。
これらを実現するために「デジタルプロポーショナルシステムのラジコン装置(当店でいう普通のラジコン装置)」を使って製作します。
(赤外線ラジコン装置は専門外なので触れません。)
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このプラモデル(全長:434mm)は電動のフリー走行モデルです。
ラジコン化して走行可能にするには小型軽量のラジコン装置以外にモーター、効率の良いドライブユニット、バッテリーなどを用意する必要があります。 |
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モーター、バッテリーやRC装置、上部構造物など全て装備した船を水に浮かべたとき、喫水線がこのラインに納まらなくてはなりません。
<豆知識>
船体はこの線(喫水線といいます)まで水に沈めなければなりません。
船の喫水線は、水面下に深く潜っていると波を被って沈没しやすく、水面から高く出ていると船が横方向に不安定で転覆しやすくなります。
ほとんどの船の喫水線は船底塗料(主に赤)で塗り分けられているので誰にでもわかります。
・・・設定された喫水線は正しく守りましょう!・・・ |
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水に浮かべる前に船底の全ての穴を楊枝やセロテープで塞いで防水ます。 |
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流し台や風呂桶に水を張って行います。
船体の全ての穴に楊枝やセロテープで貼って防水し、喫水線に達するまで船にウエイトを積みます。
この船の場合は隔壁があるのでウエイトは水のみで賄いました。
(小さな船なので流し台で十分作業が出来ました。) |
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喫水線を合わすために用いた水を軽量カップに集めると250cc=250gでした。
この船は総重量を325g(船体75g+250g)に合わせて作ると理想的な喫水となります。 |
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「ヨコモ:イチロクMランニングセット」という扱いが楽なRC装置のセットが販売されているので、大和にはコレを搭載することにしました。+ラジコン用130モーター |
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「ヨコモ:イチロクMランニングセット」と「ラジコン用130モーター」「甲板」「艦橋」などをハカリに載せて計量しました。
ハカリの目方+75gで「総重量:345g」と予想しました。
内臓脂肪の多い「メタボな大和」になりそうなので軽量化も考えなければなりません。 |
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